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執筆者の写真ryohadano

85/85 self liner notes

全作ライナーノーツ計画。間が空きましたが3回目は"85/85"。

2014.9リリースのスプリット7インチレコード。

同世代の千葉のシンガーソングライター偶然の産物と各自2曲ずつ持ち寄って作った作品。


※偶然の産物soundcloudはこちら↓


当作"85/85"はストリーミングは行っておらず、フィジカル盤のみ。

JETSETのサイト(Link)で全曲試聴できます。


偶然の産物とは静岡市の騒弦というライブハウスで友人の企画を通じて出会い意気投合。なにか一緒にやりたいと燻り続け完成した1作。とにかく7インチをプレスすることは男のロマン。


特にテーマは設けず、当時各人が作りたい曲を作って持ち寄り。

完成した際、産物氏の"祝祭(shuksai)"というナンバーに非常に感動し、2人でライブするときは一緒に演奏したり、自分もたまにカバーしてました。思い入れのある曲。


ジャケットは長野松本に旅行行った時に出会ったZINEを通じて連絡したdaborabo(yamazaki miho)さん。(メールするとき緊張したなあ・・)


ハダノはtumoro、akari ga ochitaraの2曲を収録。


A-1.tumoro

charaが当時CMに提供していたtommorow(ミニアルバムkissに収録)の原曲に強く惹かれインスパイア。あんなに高らかに歌えないけど、トゥモロー、と歌いたい気持ちがオーバーヒート。のちにme me meにも収録されるのですが、7インチ盤のみ原曲サンプリングしたイントロから曲が始まります。

小さな、密度のある形(角砂糖くらいの小さい粒的なトゥモロ)が音楽になったイメージ。ギター中域の密度感に拘り。

歌詞について。「形式的な美しさみたいなものは、もう結構。あなたがうっとりできるものを溢さず持ってっておくれ‥トゥモロ」という歌。


B-2, akari ga ochitara

アコギと鉄琴と逆再生。牛盤の延長上にある作風。

人は自分の意思次第でどこでもいける、何にでもなれる、たまにそんなメッセージ見かけるけど、それって本当なのかなぁ‥と考えたのがつくったきっかけ。

いま居る場所が自分のものである、と肯定することも、行動力や意思を伴うものなのではないでしょうか。

2回目のサビで崩れゆくリズムが肝。コード感は脊髄に染みた感じのやつで、放っておくと正直こういう曲ばかり作ってしまいます。

落ち着いて聴くと、ちょっとElliott Smithぽい。これとか。




7インチレコードって普通表裏1曲ずつしか入れないのですが、当作は無理して2曲ずつ収録。

これで何が起こるか。各面2曲目の音程がよれて、ひずみが増えるんです。

プレス屋にも言われてたんです。おすすめしません、と。

でも、用法要領を守れないのが20代。


いい音は付属のDLコードで入手願います。

いつか思い出になりますように。

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